【まとめ】オキュラスリフトSとは?前RiftやQuestとの違い比較! | VR通信

【まとめ】オキュラスリフトSとは?前RiftやQuestとの違い比較!

オキュラスリフトSとは?前RiftやQuestとの違い比較!デバイス

Oculus社のPC用VRヘッドセット「オキュラスリフトS」。

Oculus社の中でも、最高クラスのVRヘッドセットです。

前モデルの「オキュラスリフト」から進化し、より快適に高品質なVRが楽しめるようになっています。

オキュラスリフトSは前モデルと比べて何がどのように進化したのでしょうか?

前モデルとの違いを比較しながら、オキュラスリフトSについて詳しく紹介します。

オキュラスリフトSとは?

オキュラスリフトSとは?

オキュラスリフトSはPC用VRヘッドセットです。

VR対応PCに接続することでVR体験が出来るようになっています。

Oculus社が2016年に発売したオキュラスリフトの後継モデルで、前モデルより進化しており、Oculusの中でも最高品質のVR体験ができます。

2021年で販売終了!

2020年9月にOculusブログにて、オキュラスリフトSが2021年で販売を終了することを明かしました。

Oculusは、リフトSの販売終了後はPC用VRヘッドセットの開発は行わず、スタンドアロンVRに集中していくとのこと。

OculusのスタンドアロンVRである「オキュラスクエスト」がOculusLinkでPCVRにも対応できるようになったためと考えられます。

前Riftとどう違う?オキュラスリフトSの特徴

最新モデルのオキュラスリフトS。

前モデルのオキュラスリフトからどのような進化を遂げたのか?

その違いを紹介します。

1.解像度がアップ

解像度がアップ

オキュラスリフトSな前モデルに比べ、大幅に解像度がアップしています。

オキュラスリフトS:2,560 × 1.440(片目1,280 × 1,440)

オキュラスリフト:2,160 × 1,200(片目1,080 × 1,200)

となっており、約1.4倍数値が向上しています。

また、ディスプレイ自体も有機ELから液晶パネルになったのも大きな変更です。

そのため、ディスプレイのドットが見えてしまうスクリーンドア現象や文字が滲んで見えてしまうゴッドレイ現象などVRゴーグルでありがちな現象がほとんどなくなっています。

そのため、解像度の数値以上に画質が良くなったと体感することが出来ます。

2.トラッキング方式が一新

オキュラスリフトSが前モデルと比較して最も大きな進化があったのがトラッキング方式です。

ゴーグル本体の搭載された5つのカメラセンサーによってユーザーの位置やコントローラーの位置を捕捉する「インサイドアウト方式」を採用しています。

そのため、前モデルでは必要だった外部センサーがなくなり、面倒だったセンサーの設置をする必要がなくなりました。

面倒だったセンサーの設置・設定が無くなったことにより、手軽にVRを楽しめるようになっています。

3.装着したま周囲が確認できる!

オキュラスリフトSには装着したまま周囲の状況を確認できるパススルー機能も実装されています。

パススルー機能は、オキュラスリフトSに搭載されたカメラで撮影した外部の様子を白黒映像としてヘッドセットに表示させる機能です。

オキュラスリフトSを外さずに大まかな周囲の状況を把握したり近くにあるコップなどを手に取ることができます。

4.VRコントローラーも新モデルに!

トラッキング方式が一新

オキュラスリフトSになってOculus Touchコントローラーもモデルチェンジが行われました。

この変更は同じインサイドアウトトラッキング方式であるOculusQuestのコントローラーと統一するためです。

顕著な違いは前Riftのコントローラーでは下側にリングがついていたのに対し、オキュラスリフトSでは上側にリングがついています。

従来機の旧Touchコントローラーは利用しやすいデザインとして評価が高かったものの、今回の新Touchコントローラーも同じように高い評価を得ています。

手で握るデザインとなっていて、VR世界で物を持ったり、手を離したりする動作に反映することが可能です。

5.IPD調節機構を廃止

IPD調節機構を廃止

IPDとは「両眼の瞳孔の間の距離」のことです。

IPDに合わせてゴーグルを調整しないとVR酔いの原因になります。

従来機ではIPD調節機構といって、ツマミを使って手動でレンズの間の距離を調節する必要がありました。

しかし、オキュラスリフトSではIPD調節機構を廃止し、ソフトウェアで自動的に調節するシステムが導入されています。

ツマミを使って物理的に調節するよりも高い精度で調節でき、調節し忘れる心配もないため、より簡単に快適なVR体験ができるようになっています。

オキュラスリフトSでは何ができる?

オキュラスリフトSでは何ができる?

オキュラスリフトSはPC向けに配信されている多数のVRコンテンツを楽しむことができます。

VRゲームはもちろんのこと、VR動画やVR SNSなどなどあらゆるVRコンテンツがを利用できます。

また、オキュラスリフトSは前Riftのプラットフォームもそのまま引き継いでいるので、前Riftで利用できた数百のVRアプリもそのまま楽しむことができます。

オキュラスリフトSでおすすめのVRアプリ3選

オキュラスリフトSを手に入れたぜひ体験しておきたいおすすめのVRアプリを紹介します。

1.Beat Saber

Beat SaberはVRの定番ゲームの一つとなっているリズムゲームです。

両手に持ったライトセーバーで前から迫ってくるボックスを音楽に合わせてテンポ良く斬っていきます。

シンプルなゲームですが運動量が大きく、上下左右前後という体の動きをしっかり反映できるリフトSの性能をフルに活かせるゲームです。

>>BeatSaber[Oculusストア]

>>BeatSaber[Steam]

2.Pavlov VR

Pavrov VR

Pavlov VRはマルチプレイに特化した対戦型VR FPSです。

銃を構えて、狙い、撃つという動作やマガジンをリロードしてコッキングするといった動作など、VRならではの体を存分に使うリアルな動きが要求されるのが特徴です。

ゲームをプレイするというよりサバイバルゲームに参加しているかのようなスリルが感じられる、これまでにないFPSゲームとなっています。

>>Pavlov VR[Steam]

3.VRchat

VRchat

VRchatはアバターを使ってVR空間にログインして他のユーザーと交流できるVR SNSです。

アバターやワールドなど自分で作ることができる自由度の高さと無料で気軽に利用できるため人気を集めています。

日本人との交流ができるのはもちろん、外国のアプリなので外国人との外国語を通じたコミュニケーションもできるのも大きな魅力です。

>>VRchat[Oculusストア]

>>VRchat[Steam]

オキュラスリフトSはどこで買える?

オキュラスリフトSはどこで買える?

オキュラスリフトSは

・Oculus公式サイト

・Amazon

にて購入することができます。

Oculus公式サイトから購入する際の注意点

Oculus公式サイトで購入する際は、住所や名前などはローマ字で入力するようにしましょう。

オキュラスリフトSは海外からの配送なので、日本語で入力すると正しく発送されない場合があります。

なので、公式サイトで注文する際は、外国人でも読みやすいローマ字表記で住所や氏名を入力することをおすすめします。

>>オキュラスリフトS[公式サイト]

Amazonで購入する際の注意点

AmaznでOculusRift Sを購入予定の人は、転売品に注意しましょう。

Amazon内のマーケットプレイスなど、Oculusの公式販売では無い転売品などが存在します。

転売品は定価よりも価格が高かったり、Oculusの正規保証が受けられなかったりとデメリットが大きいので、購入時は注意しましょう。

正規品は

「Amazon.co.jpが販売、発送します。」

という表記がありますので、購入時はしっかりと確認するようにしましょう。

>>オキュラスリフトS[Amazon]

オキュラスリフトSとオキュラスクエストはどう違う?

オキュラスリフトSとQuestはどう違う?

オキュラスリフトSと合わせて発売されたオキュラスクエスト。

オキュラスリフトSとオキュラスクエストの最大の違いは、PCが必要か否かという点です。

スタンドアロン型のオキュラスクエストはPCなどの外部機器と接続せずに、VRヘッドセット単体でVR体験を楽しむことができます。

VRヘッドセットのみでVRを始められるので、非常に手軽なVRデバイスとして人気を集めています。

オキュラスクエストに搭載されているパーツのスペック以上の性能は出せないので、オキュラスリフトSには負けてしまいますが、それでもユーザーを満足させるだけのVR体験が楽します。

OculusLinkでQuestとリフトSに差がなくなった?

OculusLinkでQuestとリフトSに差がなくなった?

2019年末頃にOculus社はオキュラスクエストの新機能OculusLinkを発表しました。

OculusLinkの登場により、オキュラスクエストでもSteamVRで配信されているPC用VRコンテンツをプレイできるようにななりました。

オキュラスリフトSで楽しめるVRゲームも楽しめるようになったため、

「あえてリフトSを購入するメリットがなくなった」

「PCもできるなら手軽なクエストの方が良い」

という人も多くなってきています。

しかし、Oculus社の最高技術責任者John Carmack氏によると、

  • ・リフトSの遅延と映像圧縮の少なさ
  • ・トラッキングに使う内蔵カメラの数(リフトS:5台、Quest:4台)

という違いがあり、依然としてVR体験の快適さではオキュラスリフトSの方が勝るとしています。

リフトSとQuest2買うならどっち?

現段階では、Questを購入するほうが良いでしょう。

前述した通り、オキュラスリフトSは販売終了が決定しています。

これからはQuest2がメインとなっていくと考えると、どちらかを選ぶとしたらオキュラスクエスト2を選んだ方が良いでしょう

やりたいVRコンテンツが対応してるか注意!

オキュラスクエスト2を選んだ方が良いですが、やりたいVRコンテンツがオキュラスクエスト2に対応してるか確認してから購入しましょう。

OculusLinkでPC用VRがQuestで楽しめるようになったといっても、オキュラスリフトSにしか対応していないVRコンテンツもあるので注意が必要です。

オキュラスリフトS 概要

  • ・使用方法:PC接続
  • ・解像度:2,560 × 1,440
  • (片目1,280 × 1,440)
  • ・ディスプレイ:液晶ディスプレイ
  • ・視野角:115度
  • ・リフレッシュレート:80Hz
  • ・トラッキング:6DoF
  • ・眼鏡をかけて使用:可能
  • ・コントローラー:Oculus Touchコントローラー2本
  • ・オーディオ:内臓ヘッドホン
  • (3.5mmオーディオジャック搭載)
  • ・重量:500g
  • ・価格:49,800円(税込)

オキュラスリフトSに必要なPCスペック

オキュラスリフトSに必要なPCスペックを紹介します。

最小スペックと推奨スペックをそれぞれ紹介しますが、安定した余裕のあるプレイを楽しみたい場合は、推奨スペック以上のPCを選びましょう。

最小スペック

  • OS:Windows 10
  • CPU:Intel i3-6100 / AMD Ryzen 3 1200、FX4350以上
  • メモリ:8GB以上のRAM
  • グラフィックボード:NVIDIA GTX 1050Ti / AMD Radeon RX 470以上
  • 代替可能なグラフィックボード:NVIDIA GTX 960 / AMD Radeon R9 290以上
  • ビデオ出力:DisplayPortTM 1.2 / miniDisplayPort (アダプター同梱)
  • USBポート:USB 3.0ポート1つ

推奨スペック

  • OS:Windows 10
  • CPU:Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上
  • メモリ:8GB以上のRAM
  • グラフィックボード:NVIDIA GTX 1060 / AMD Radeon RX 480以上
  • 代替可能なグラフィックカード:NVIDIA GTX 970 / AMD Radeon R9 290以上
  • ビデオ出力:DisplayPortTM 1.2 / miniDisplayPort (アダプター同梱)
  • USBポート:USB 3.0ポート1つ

まとめ

オキュラスリフトSは前Riftと比べてディスプレイやコントローラー、トラッキング方式が一新されています。

そのため、より鮮明になったVR空間を、より自由に動き回ることができるようになりました。

ゲーミングPCを持っていて、VRにも興味があるという方はぜひオキュラスリフトSがピッタリのVRゴーグルです。

楽しいVRライフを最高のデバイスでスタートさせましょう!

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