360度全方位に広がる立体的な映像で非日常を実体験している感覚を楽しめるVR。
リアルなサウンドを表現できるヘッドホンがあれば、よりクオリティの高いVR体験ができるようになります。
そこで、今回はVRに最適なヘッドホンを選ぶときのポイントからおすすめのヘッドホンまで、紹介します。
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リアルなVR体験には音も重要!
VRは映像のクオリティばかりに注目してしまいがちですが、「音」もVR体験には重要な要素となっています。
・キャラクターが話しかけてきたのに声が聞こえない
・目の前で大爆発が起こったのに音が小さすぎる
といった場合、せっかくのVR体験なのに違和感を感じてしまい現実に引き戻されてしまいます。
目に映るVR映像と聞こえてくる音がきちんとリンクしてこそ、臨場感と没入感の高いVR体験を楽しめます。
より質の高いVR体験を楽しむためにも、VRに最適なヘッドホンを選ぶようにしましょう。
VRに最適なヘッドホンの選び方
VR用のヘッドホンを選ぶ際
- 音質
- サイズ
- サラウンドサウンドか否か
の3つが重要となってきます。
1.音質
ヘッドホンなので最も気になるのはやはり音質です。
ヘッドホンの音質を判断するときに注目したいのは、
- 出力
- インピーダンス
の2つの項目です。
①出力とは?
出力とは「音圧」や「感度」とも表現され、ある一定の入力電圧に対して出力される音の大きさのことを指します。
出力が大きいほど効率良く電気信号を音に変換することができるため、同じ音でも大きな音を出すことが可能です
そのため、できるだけ出力は大きければ大きいほど良いということになります。
②インピーダンスとは?
インピーダンスとは交流抵抗のことで電流の流れやすさに関わるものです。
インピーダンスの数値が大きいほど電流が流れにくくなり、ノイズがカットされて音がクリアになる反面、音が全体的にカットされるので音量が小さくなります。
逆に数値が小さいほど流れやすくなるため、音量が大きくなるため迫力あるサウンドを楽しむことができますが、ノイズも流れやすく繊細な音が歪んで聞こえるのが特徴です。
基本的にインピーダンスの最適値はオーディオ機器によって異なりますが、VRデバイスに関して言えば40Ω(オーム)よりも小さいものが良いとされています。
最適な音質の考え方
出力とインピーダンスの関係からVRの最適な音質を考えると
少し高めのインピーダンス(20Ω〜32Ω)でノイズを消しつつ、高い出力で音にボリュームを持たせる
ということになります。
この視点でヘッドホンの出力とインピーダンスをチェックしましょう。
2.サイズ
VRゴーグルは頭部に装着する兼ね合いからヘッドホンのサイズについても注目しなければなりません。
例えばPSVRヘッドセットの場合だと頭の周囲を囲んで固定するヘッドバンド方式なので、ヘッドホン自体やイヤーカップ部分が大きすぎると物理的に干渉してしまいます。
お手元のVRゴーグルが快適に利用できるサイズのヘッドホンを選ぶようにしましょう。
3.サラウンドサウンド
ヘッドホンの中には360度自分を取り囲むような3次元的な音響が楽しめるサラウンドサウンドになっているものがあります。
音楽や映画を観賞しているときの臨場感や迫力が大きくアップするため、広く愛用されています。
仮想世界に五感を没入させて体感するVRでもサラウンドサウンドは非常に効果的です。
ただし、PSVRの場合には「3Dオーディオプロセッシング」という機能が最初から搭載されており、普通のヘッドホンでも3次元音響が楽しめるようになっています。
そのため、PSVRでサラウンドサウンド対応のヘッドホンを使うと、両方の立体音響機能が干渉して音が聞き取りにくくなります。
PSVRユーザーの方はサラウンド機能のないヘッドホンかON/OFFで切り替えられるものを選ぶようにしましょう。
VRにおすすめのヘッドホン5選!
多数あるヘッドフォンの中から、VRにおすすめのヘッドフォンを5つ厳選しました。
1.MDR-ZX660
出力 | 104db |
インピーダンス | 40Ω |
コードの長さ | 1.2m |
サラウンドサウンド | 非対応 |
価格 | 5,941円~ |
オーディオファンに長く親しまれてきた「MDR-ZX600」の後継ヘッドホンで、よりデザイン性の高さを実現しているのが特徴です。
イヤーパッドとハウジング部分が小さく軽く仕上げてあるため、VRへの没入感を邪魔することがありません。
また、低音が良く響くつくりになっているので、ゲームや動画でより一層迫力あるVR体験ができるようになります。
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2.CUHJ-15005
出力 | ーー |
インピーダンス | ーー |
コードの長さ | ワイヤレス |
サラウンドサウンド | 対応 |
価格 | 19,000円 |
SONYがPSVRのために開発したワイヤレスヘッドホンで、リアルなVR体験をサポートするために作られています。
同社のハイエンドヘッドホンと同様の設計がされていて、VRに最適なリアルな音を表現できるのが特徴です。
PSVRでワイヤレスヘッドホンを使うときにネックとなるアダプターが最初から付属しているので、簡単に導入することができます。
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3.Mantis VR(PSVR専用)
出力 | ーー |
インピーダンス | 16Ω |
コードの長さ | ーー |
サラウンドサウンド | ーー |
価格 | 13,624円 |
米国のゲーミングブランド「Bionik」がPSVR専用に開発したヘッドホンです。
PSVRのヘッドバンドにクリップで簡単に装着することができ、ヘッドセットと違和感のないデザインとなっています。
デザイン上耳を完全に覆うことはできませんが、細部まで聞き取ることができるクリアな音質で満足度の高いヘッドホンです。
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4.MDR-ZX770BN
出力 | ーー |
インピーダンス | 33Ω |
コードの長さ | ワイヤレス / 1.2m |
サラウンドサウンド | 非対応 |
価格 | 18,000円 |
本格的なサウンドを求めるVRユーザーやオーディオファンに愛用者が多いヘッドホンの一つです。
低音を増強するサブウーファーが内蔵されているので、迫力のあるサウンドでVRゲームや動画を楽しめます。
また、内蔵バッテリーが最大40時間もつので、長時間VRのでも充電切れの心配なく利用することができるのも特徴です。
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5.RP-HD5-K
出力 | 99dB |
インピーダンス | 44Ω |
コードの長さ | 1.2m |
サラウンドサウンド | 非対応 |
価格 | 6,780円 |
「RP-HD5-K」ヘッドホンはPSVRをはじめとしてVRユーザーに広く使われています。
ハイレゾ対応で重低音から高音まで解像度の高いサウンドを実現するため、VR体験を迫力あるものにすることが可能です。
イヤーパッドは耳をすっぽりと包む形となっていて、長い時間でも耳が痛くなったり疲れることなく利用できます。
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まとめ
外の世界から感覚を遮断して仮想空間を体験するVRの醍醐味は、非現実の世界にまるで本当に足を踏み入れたかのような感覚になれることです。
VRを最大限楽しむためにはリアル感のあるサウンドを実現できる高品質なヘッドホンも欠かせません。
ヘッドホンもたくさん種類があって何を選べばよいか迷ってしまいますが、今回ご紹介したポイントをもとに自分にピッタリのヘッドホンでよりよいVRを体験しましょう!
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